軽井沢にとって大切な別荘の話題二つ

「レーモンド夏の家」が国の重要文化財に

軽井沢で二つ目となる国の重要文化財にアントニン・レーモンドの夏の家が正式に認定されました。チェコ生まれのアメリカ人建築家レーモンドが1933年に別荘兼アトリエとして建てた建物で、1986年に南ヶ丘から塩沢湖畔に移築され、ぺイネ美術館として利用されてきました。西洋建築様式と日本の伝統的木造技術の融合した日本独自に進んだ木造モダニズムとしての先駆けの貴重な建物として注目されています。2023年11月23日まで見学が可能。料金:大人1100円。問合せ:軽井沢タリアセン ℡0267‐46-6161

ヴォーリズの別荘を継承、保存

数年前から、旧軽井沢に建つウィリアム・メレル・ヴォーリズの別荘(大正9年建築・通称浮田別荘)の行方が危ぶまれていましたが、この秋に新たな所有者が決まり、維持・保存されることになりました。ヴォーリズが自身のための別荘として建てたもので、約10坪の中にリビングダイニング、キッチン、ベッドルーム、バスルーム、暖炉を備え「九尺二間山荘」と呼ばれている歴史的・文化遺産的な別荘。新たな所有者は「散歩のたびに気になっていた別荘。多少修繕して大切に保存したい」と話しています。

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